この14～5年、毎年12月20日前後、続けてＡＮＡ等が企画する「蔵王初滑りプラン」に参加しておりますが、今年程雪が少ない年はありませんでした。
１度初日雪が少ない年がありましたが、上部に行くと結構滑れましたし、その夜はドンと降りました。ですから、雪が無い無いと言っても、さすが蔵王のこと、何とかなっておりました。

　所が今年は、ホテル前がゲレンデで、それが何とゴルフ場の様に草が青々とし、その先に申し訳程度の雪が有りました。
しかもその状態が３日間も続き、その３日目の夜、初めて５～10ｃｍ程度の雪が降り、少しマシになった程度だったのです。蔵王に12月下旬に雪が無いなんて正しく異常気象、地球温暖化の象徴的な出来事と言えます。

　それで我々はどうしたか。私を含む半数のメンバーは、上部の僅かな雪を求て、砂糖にたかる蟻の様に、無理無理滑りまくり、ゴンドラ頂上のお地蔵さんを２度も訪ねる次第でした。

後は長靴で蔵王最高峰熊野岳に登るやら、山形市内に遊びに行くやら、部屋で酒と温泉で過ごすやら、何ともやりようのない蔵王でした。
日本は、災害その他、地球温暖化の影響を多く受けた代表的な国とのことですが、正しくそのことを痛感致しました。

　それと何と外人（中国、香港、台湾等々）の多い事か。
その雪のない国の人達が、大半ボードですが、違和感なく雪を楽しんでいる事に驚くのと、日本の若者が、大半雪不足で動かないリフト券（一部シーズン前割引あり）を通常価格で買うことに不満を示さないことに驚きました。

　私は中学1年生からスキーをやって居ますが、当時は比叡山の蛇ケ池、花脊、マキノスキー場で十分滑れたのです。
それから思うとこの先が恐ろしく思えます。

エビノシッポの横の遠い山は月山